ソーシャルゲームの米Zyngaは6月3日(現地時間)、従業員の約18%に当たる520人の削減を含む大規模なリストラを発表した。
2007年創業のZyngaは米Facebookでプレイする「CityVille」や「Zynga Poker」などのソーシャルゲームで急成長し、2011年7月に株式公開したが、ゲームのモバイルへの移行やマルチプラットフォーム対応で後れを取り、株価が低迷している。
マーク・ピンカスCEOは従業員宛の公開書簡で、「こんな日が来るとは誰も思わなかった」が「前進するには必要な決断だ」と語り、かつてWebが中心だったソーシャルゲームの舞台はモバイルに移っており、現在の同社の規模ではモバイルへのシフトが難しいと説明した。ピンカスCEOは現在年俸1ドルでボーナスも受け取っていない。
人員削減の他、幾つかのオフィスの閉鎖も計画しており、年間で7000万ドル〜8000万ドルのコスト削減を見込む。同社は既に昨年12月、日本オフィスを閉鎖している。
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