Lenovoは、2014 CESにあわせて多数の新モデルを発表した。ここでは、2014 CESでLenovoが独自に設けていたブースから、ThinkPad X1 Carbonに採用した5段レイアウトキーボードの「可変式ファンクションキー」や“4K”解像度に対応するディスプレイ、そして、Lenovoが中国で出荷している最新スマートフォンにMiix 2.8用の純正キーボードオプションについてまとめてみた。
日本でも扱って欲しいぞ、Miix 2.8純正キーボード
8型ディスプレイ搭載Windows 8.1導入タブレットのLenovo Miix 2.8は、フルWindowsが動くだけに、デスクトップで標準で付属するMicrosoft Office Home & Business 2013(64Gバイトモデルの場合)などを使うことも可能だ。CPUに“Bay-Trail”世代のAtom Z3740 (1.33GHz/最大1.86GHz)を採用したことで、実際に使ってみても、重くて使いにくいということはない。ただ、Miix 2.8でOfficeを使うなど、なにかしらの“製作”作業を行おうとすると、やはりキーボードがほしい。
Lenovoが展示していたMiix 2.8用の純正キーボードは、FolioタイプのBluetooth接続キーボードで本体を取り付けるとクラムシェルスタイルで利用できる。本体側とキーボードユニットはキーボードケースに仕込んだ磁石で固定する。なお、本体の角度は変更できない。キーボードのレイアウトはアイソレーションタイプのASCII配列で、簡易的なものさしで図った横方向のキーピッチは約17ミリ(キートップサイズは約14ミリ)だった。日本語で長音入力に使うマイナスと“かっこ”の入力がFnキーとの同時押しになるなど、日本語入力では苦労しそうな部分もあるが、タイプするとストロークは浅いものの押した感触はしっかりしていて、キーボードユニットがたわむこともない。説明スタッフによると重さは300グラムをやや超えるぐらいとなるようだ。
日本で出さない最新スマートフォン「Vibe Z」
日本では出荷していないが、Lenovoはスマートフォンも主要な製品群としてグローバルに展開している。そのハイエンドラインアップが「Vibe」シリーズだ。2014年の2月に出荷する予定の「Vibe Z」は、4G LTEに対応。サイズが5.5インチで解像度が1080×1920ピクセルの液晶ディスプレイを採用し、モバイルプロセッサーにSnapdragon 800シリーズ(クアッドコア2.2GHz)を搭載する。メインカメラは有効1300万画素で、f1.8のレンズを組み合わせて、暗い場所での撮影性能を訴求する。実売予想価格は549ドルの見込みだ。
下位モデルの「Lenovo Vibe X」は、すでに2013年12月に出荷している。5インチで解像度が1080×1920ピクセルの液晶ディスプレイを搭載して、メインカメラが有効1300万画素、インカメラが有効500万画素とスペックはVibe Zとほぼ同じだが、プロセッサーにMediaTekのクアッドコアタイプ(動作クロックは1.5GHz)を採用してコストを抑えている。実売価格は419ドル前後となっている。
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