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任天堂、最終赤字250億円に転落 Wii U不振が深刻、当初目標の3分の1以下・280万台に

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photo販売不振に陥っているWii U

 任天堂は1月17日、2014年3月期通期の連結業績予想を下方修正し、最終損益は前回予想の550億円の黒字から250億円の赤字に転落する見通しだと発表した。据え置き機「Wii U」の販売が低迷し、当初900万台としていた販売見通しを3分の1以下の280万台へと大幅に下方修正。携帯機「ニンテンドー3DS」の台数も見直すなど、不振が深刻になっている。

 前回予想で9200億円としていた売上高は35.9%減の5900億円へと大幅に修正。前期実績(6354億円)も下回る。岩田聡社長は営業損益で1000億円の黒字達成を掲げていたが、350億円の赤字に転落する見通しとなった。

 同社によると、年末商戦でハードウェア販売が想定水準に届かなかったことなどにより、利益率の高いソフトウェア売り上げが予想を大きく下回ったため、粗利が販管費を下回った。為替差益により経常損益は50億円の黒字(前回予想は900億円の黒字)だが、業績回復が見込めなくなったことから繰延税金資産の取り崩しを迫られ、最終赤字に転落する見通しになった。

 前期に年間260円だった配当も、年間100円へと減配になる見通し。

 ハード・ソフトの販売予想も軒並み下方修正を迫られた。900万台を掲げていたWii Uは280万台にとどまる見通しで、前期の345万台を下回ることになる。ソフトも当初の3800万本から半減となる1900万本へと修正する。

 ニンテンドー3DSもハードで1800万台→1350万台、ソフトで8000万本→6600万本へと見直す。

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