レゴ エデュケーションは、レゴブロックを活用した言語教育教材「StoryStarter」を4月から全国の小中高を中心とした教育機関向けに発売する。手元でレゴの組み立てを楽しみながら、想像力や論理力、コミュニケーション能力などをバランスよく伸ばすことができるという。
グループでディスカッションしながら物語を作り、写真や文章でプレゼンテーションするワークショップのためのキット。対象年齢は7歳以上で、小学校の国語や中学校の英語の授業などでの利用を想定する。
キットは、キャラクターや小物、樹木や建物など1144個のパーツの入ったコアセット、専用ソフトウェア「StoryVisualizer」(Windows/Mac/iOS)、指導者向けカリキュラムガイドで構成。創作した物語の主要なシーンをレゴで組み立てて撮影し、コミック風/新聞風/おとぎ話風などのテンプレートを使い、PCやタブレットから写真や文章、セリフを入れ込んでプレゼンテーション用資料を作成する。ソフトウェアは、今後他のタブレットOSにも対応予定という。
物語を練る想像力、順序立てて伝える論理力、グループで取り組むコミュニケーション能力、資料作成まで含めたプレゼンテーション能力、デジタルツールへの親しみ、積極的・自発的に課題に取り掛かる学習モチベーションなど、「グローバル人材に求められる能力をバランスよく伸ばすことができる」(須藤みゆき日本代表)という。国内で2017年までに1万5000キット、2500校への導入を目指す。
レゴ エデュケーション最高責任者ヤコブ・クラウ氏は「自ら手を動かすことで学習効果向上を目指すのはもちろん、何より主体的に学びを楽しんでもらえる。『やった、今日は学校に行ける!』とレゴを使った授業を待ち遠しく思う子どもを増やしたい」と話している。
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