企業の社内および社外のモバイルコミュニケーションのニーズに応えるために、米Cisco Systemsは各種ソフトウェアのアップデートと新しい製品を発表した。その裏側にあるのはモバイルファースト(モバイル優先)のコラボレーション構想だ。
米Wainhouse Researchの上席アナリストであるビル・ハスキンズ氏は、Ciscoの狙いについて、「ユーザー企業が社内外の接続性を確保するのを支援するとともに、モバイル端末からエンタープライズサービスへ容易にアクセスできるようにすることにある」と語る。
Ciscoでコラボレーション製品のマーケティングディレクターを務めるクリス・ウィボーグ氏は、こう話す。「今回の発表のポイントは、エンドユーザーの仕事のやり方の変化に合わせて各Cisco製品を連係し、新たなユーザーエクスペリエンスを創出することにある。従業員が職場に端末を持ち込むようになったことも、今日の職場におけるコミュニケーションについて見直すきっかけになった」
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