2014年のUnveiledも主役はLenovoだった
Lenovoは、2014年のCES Unveiledで、発表したばかりの「ThinkPad 8」と、「New ThinkPad X1 Carbon」を展示した。ThinkPad 8は、8.3型液晶ディスプレイを搭載したThinkPadシリーズのタブレットで、OSにWindows 8.1を導入する。
重さは無線LAN対応モデルで430グラム、LTEモデム内蔵モデルで439グラムになる。ボディのサイズは132(幅)×224.3(高さ)×8.8(厚さ)ミリだ。バッテリー駆動時間は約8時間としている。Lenovoでは、8型ディスプレイを搭載してWindows 8.1を導入するタブレットとして「Lenovo Miix 2.8」を出荷しているが、それよりやや重く、バッテリー駆動時間は短いものの、CPUは上位モデルを採用し、ディスプレイ解像度は1200×1920ドットと大幅に向上している。
CPUは“Bay-Trail”世代のクアッドコアタイプのAtom Z3770(最大2.4GHz)を採用し、システムメモリはLPDDR3-1067を2Gバイト実装、ストレージは最大で128Gバイトを用意する。本体搭載のインタフェースには、Micro USB 3.0とMicro HDMI、MicroSDスロットを備えるほか、米国販売予定モデルでは、MicroSIMスロットを用意して、4G LTE対応モデルも出荷するという。
CES Unveiledでは、本体のほかに、着脱式のフリップカバーも用意して、スタンドとして使えることや、背面に畳んだ状態でレンズの部分を折り曲げられる構造と、折り曲げたときにカメラアプリが起動する仕掛けも紹介していた。
5段キーボードを採用した“新しい”X1 Carbon
Lenovoが「New ThinkPad X1 Carbon」と発表した新モデルは、第4世代のCore i7シリーズと対応するプラットフォームを採用する。ディスプレイは、14型と従来モデルと同様ながら、解像度が2560×1440ドットとなったほか、10点同時対応のタッチパネルを内蔵したモデルも登場する。本体サイズはタッチパネル内蔵モデルで331(幅)×226(奥行き)×18.46(厚さ)ミリ。
New ThinkPad X1 Carbonでは、キーボードレイアウトが従来の6段から5段に変わった。これまでファンクションキーを並べていた最上段をタッチセンサー式に変更し、アプリケーションによってキーに割り当てる機能を動的に切り替えるようになったが、最上段にあったESCキーとDeleteキー、Homeキーの場所を変更し、Insertキーを廃止している(なお、これは展示していた機材のASCII配列の場合)。
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